2歳の子どもを育てる中で「怒鳴ってしまったこと」に罪悪感を感じていませんか?育児のストレスや挑戦が山積みで、時には声を荒げてしまうこともありますよね。
私も、2人の娘を子育てするなかでイヤイヤ期に怒鳴りまくってしまい、後悔しました。
専門家によると、幼少期に繰り返される怒鳴りは、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があることがわかりました。
とはいえ、怒鳴りたくて怒鳴っている親なんて、いません!
そこでこの記事では、子どもへの具体的な影響と対処法を解説します。怒鳴った後にやってはいけないことやすべきことも紹介するので参考にしてくださいね。
2歳児に怒鳴ると影響ある?
イヤイヤ期真っ只中の2歳児。「イヤ」が口癖で、道路に寝転んで泣きわめくこともたくさんあります。「怒鳴ってしまったけど仕方ないこと…」と思いつつその影響は気になりますよね。
こちらでは専門家の意見を参考に紹介します。
素行や気分障害などへの影響
専門家によると、幼少期に子どもに怒鳴ったり暴言をいうことが繰り返されると、理解力などに影響が出ることが分かっています。
「生まれてこなければよかった」「死んだほうがましだ」など,暴言を受け続けると,聴覚に障害が生じるだけでなく,知能や理解力の発達にも悪影響が生じることも報告されている。
参照元:体罰や言葉での虐待が脳の発達に与える影響
小児期に過度の体罰を受けると,素行障害や気分障害といったさまざまな精神症状を引き起こすことが知られている。
参照元:体罰や言葉での虐待が脳の発達に与える影響(同上)
「怒り」と「叱り」は異なります。感情に任せて怒鳴りながらの暴言が、2歳児に与える影響は大きいと考えられます。
繰り返さなければ大丈夫
怒鳴り声が子どもに与える影響を考えると「うちの子は大丈夫?」「すでに怒鳴ってしまったけど、もうダメなの?」と不安になりますよね。
でも安心してください。
影響が危惧される一方で、「怒ることは自然なこと。罪悪感を持たなくていい」といった見解もあります。
人間にとって感情は、とても自然で大切なものです。喜怒哀楽は、どれひとつとして無駄なものはありません。怒ることも自然なことで、とても大切なメッセージではないかと思います。「あなた無理をしているよ」「これ以上無理をすると、だめになってしまうかもしれないよ」というシグナルなんですね。
引用元:子どもにきつく当たってしまう、イライラする~専門家に聞く関わり方~
だから、感情的になること、感情をぶつけること自体に罪悪感を持たずに、自然なことだと考えて、自分を否定しないでください。
回数や頻度などは、まだ研究段階だと思います。まずは、繰り返さないことがとても大事です。繰り返さないためには、「少し言い過ぎたな」「ひどい言葉を使ったな」と気づくこと、そして「一貫性のあるしつけ」を心掛けることが大切です。
引用元:子どもにきつく当たってしまう、イライラする~専門家に聞く関わり方~(同上)
上記から分かるのは、「言い過ぎた時の対処法」と「繰り返さない」が大切だということです。親であっても完璧でいることは簡単ではありません。子どもと一緒に気持ちをコントロールしていきたいですね。
2歳児に怒鳴ってしまった時の対処法
怒鳴ってしまった時、気持ちを落ち着かせるために以下の対処法があります。できるものから試してみてくださいね。
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①いったんその場から離れる
怒りが収まるまで、一度その場から離れるのも良い方法です。トイレなどの別室でひとりになれると良いですが、子どもが目を離せないときは、目を閉じて深呼吸をするなど、気持ちを落ち着かせることを試してみてください。
私はどうしてもイライラしたときはイヤフォンをして、音楽を聴いて気持ちを取り戻しました。
②怒鳴ったことを謝る
悪いことをしたと思ったら、謝る姿を見せるのも親の大切な役割です。謝るときのポイントは、子供が理解しやすい言葉で伝えるように以下の内容を参考にしてみてくださいね。
- 「ママがもっと優しく伝えるべきだったね。ごめんね、心を痛めさせてしまって。」
- 「あのときは、パパがうまく考えられなくて、間違ったことを言ってしまった。ごめんね」
- 「さっきの言い方は間違っていたね。ママが悪かったよ。許してくれるかな?
③ギュッと抱きしめる
子どもはみんなギューが大好き!怒鳴ってしまった後、子どもと仲直りしたらギュッと抱きしめてみてください。抱きしめることで子供が安心し、親子の絆が深まります。
特に2歳児は甘えん坊なので、抱きしめることで安心感を与えることができますよ。
注意!2歳児に怒鳴った後にやってはいけないこと
怒鳴ってしまった後、落ち着いて子供との関係を修復するためには、以下のような行動は避けましょう。こちらでは、3つの「やってはいけないこと」を紹介します。
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①子どものせいにする
子供の行動に対して怒りを感じた時、ついつい「○○ちゃんのせいでママは怒鳴ってしまった」「○○くんが悪いからパパが疲れる」といった言葉を使いがちです。
でも、責めることで子どもがさらに深く傷ついてしまう可能性があります。不安や自己否定感を抱かせないように、以下の言葉に言い換えてみてください。
- 「ママが大きい声を出したからびっくりしちゃったよね」
- 「パパも嫌なことを言ってしまってごめんね」
②ズルズルと気持ちを引っ張る
怒ったあと、親が長く悲しい雰囲気を引きずってしまうと、子どもは不安な気持ちを感じてしまいます。
子どもは感情の切り替えが上手。怒った後は、できるだけ早く明るい雰囲気を取り戻し、子どもとの絆を強化するよう心がけましょう。
その場ではなんとか笑顔をつくり、夜寝るときに反省会をした日々…
③過度に自分を責める
怒鳴ってしまった時、自分自身を責めてしまう人もいますよね。優しい性格のパパやママならなおさら自分を責めがちです。
でも、「自分はダメだ」と、過度に責任を感じる必要はありません。怒りを感じることは人間の感情の一部であり、仕方のない部分もあります。次にどうすればいいかを考えることが一番大切です。
2歳児に怒鳴らない!気持ちを整える3つの方法
2歳児に怒鳴りそうになるときは、疲れていたり小さなストレスが重なっていたりしませんか?こちらでは、親自身の感情を改善するための3つの方法を紹介します。
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①自分の感情を認識する
まずは、自分の感情を正確に認識することです。自分がどんな感情を感じているのかを意識するにはたくさんありますが、本や独学では知識が身に付く自信がない方は「伝え方コミュニケーション検定」がおすすめです。
伝え方コミュニケーション検定では、相手に対する適切な伝え方や相手の本当の気持ちを学習。具体的なコミュニケーション技術を身につけ、感情が高ぶった時でも冷静に対処する方法わかるようになります。
項目 | 詳細 |
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サービス名 | 伝え方コミュニケーション検定 |
学べること | わが子に合った具体的で実践できる声がけ・かかわり方がわかる。 |
料金 | 月々5,800円×6回 |
怒鳴ることなく子どもに伝えたいことを優しく伝えることができるようになりますよ。
②怒りをコントロールする方法を学ぶ
感情をコントロールするためには、アンガーマネジメントの技術を学ぶことが非常に有効です。
「怒りそうになったら6秒我慢しましょう」という考え方をご存知の方も多いですよね。
アンガーマネジメントのトレーニングプログラムでは、怒りを感じたときのサインや、穏やかな考え方に切り替えるテクニックを学習。
アンガーマネジメントは、ただ怒りを抑えるだけでなく、感情の理解と健康的な表現方法を深めるためにも役立ちます。
③ストレスを発散する
日々のストレスが溜まっていると、短気になって気持ちが抑えられなくなりますよね。特に小さな子どもがいる家庭では、家事の量が増え、それがストレスの源となることも。
ストレスと効果的に発散するためには、家事の負担を減らすことが一つの有効な手段です。
中でも、【CaSy】は、プロのスタッフが家庭の清掃から料理、洗濯といった日常の家事を代行してくれるサービスです。登録は無料なので、登録だけでもしておくと心の支えになりますよ。
項目 | 詳細 |
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サービス名 | 【CaSy】(カジ―) |
料金 | 2,790円/1時間 |
特徴 | ・24時間365日申込可能 ・質の高いスタッフ ・料理、掃除、整理整頓 |
まとめ|2歳児と穏やかな気持ちで過ごせますように
2歳児に怒鳴ると、その影響は子どもの聴覚や理解力の発達に影響が出るリスクがあります。リスクを低減させるためには、繰り返さないなどの対策が必要です。
お疲れのママやパパは、以下の対処法で自分の感情と向き合いながらストレスを発散できるといいですね。
たまには、頑張っている自分自身を褒めることを忘れないようにしてくださいね!